グルメ・クッキング

蔵でくらう

蔵で食らう  と、のっけから はしたなくもないではないが ・・・


今日(1月30日)は、個展(写真)の開催案内をいただいたので街まで出かけた。
少し天気が心配だが、直ぐには雨の心配は無いようだ。


その場所は、私たちも利用させていただくギャラリーで繁華街の中にある。
バス停から直行したところ、平日であったせいか まだ閑散としている。
どうやら、本日の来館  第一号者 のようだ。

一しきり鑑賞させていただき、会場を後にした。



久し振りだったことから 上通り界隈 をぶらっと 散策することにした。

最近は、メインとなる上通りの外側の小路にも、
個性的な店が数多くオープンしている。 
そのほとんどは、間口は狭くとも大型店に勝るとも劣らないパワーで挑んでいる。


と、  ・・・ 
 
同伴したカミさんが、どこで手に入れたのか 小さな紙片 を持っていた。
「なんでも、これで ランチタイムに割引が受けられる」 とか言うので、
開店前に確認を済ませ、時間調整に ぶらっと歩いてみる。

先ほど、蔵 と 食らう  と述べたが、 蔵で食事をする ことである。
このお店は 白漆喰(しろしっくい)で造られたもので、
「壱之倉庫」 という名の 蔵仕立てのレストランなのだ。

                    壱之倉庫

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                        D-LUX 4

店内を見たのは初めて、
これまでの蔵造りの建物とはまるで違う。
天井までがとてつもなく高く、今時の住宅からしてゆうに三階建てに匹敵する程。
中でも、一際目を引いたのが中二階へ続く階段。
まさに 質実剛健  頑丈さだけでは モノをいえない。


入店したら、開店と同時に入った先客がもう既に食事を始めていた。
幾種類かのメニューがあったのだろうが、オーダーは任せてお茶にした。

あれよあれよ という間に、他のテーブルは埋まり大盛況の様子だ。
評判のお店だ
「ビーフ シチュウ」の味に すっかり負けた、明日の体重が気にはなったが ・・・ 。

完食 かんしょく !!
 

         重厚な階段
  
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                      D-LUX 4


この付近には、上之裏通り という裏路地もある。
車一台がやっと通れるほどの広さだ。 
ただ、ここを初めて車で抜けるには当然のコトながら
一方通行の規制に掛かり、時として 堂々巡り の呪縛に嵌まり込むかもしれない。

その小路の中にも一軒の蔵造りの建物がある。
それは 「さくらさくら」 というレストラン。


          さくらさくら

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             D-LUX4


こうして、身近に多くの古民家やら蔵などの建造物が今も残っている。
一方では、特殊技術の営繕が要るとかで、
経済面もさることながら、人的財産の確保もままならぬと 聞いている。


こうして、名物通りを歩くうちに お散歩途中のワンちゃんに出遭った。
ご主人には お断りして 写真を撮らせて頂いた が、
肝心のワンちゃんの 「お許し」 を得なかったせいで、
えらく、吠えられる始末だった。


      ご主人とお散歩中

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                            D-LUX 4

今日は穏やかな一日だった。 この時期、阿蘇の山々へ雪が積めば、
途端に日中の気温も目に見えて下がる。
しかし、またも週末は愚図ついた天気との予報がある。

de   ハッスルブレッド

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変わった話で ミソ・しょうゆ のこと

いまさら 何ですが
味噌(みそ)と醤油(しょうゆ)のお話


と書いても 何にも変わり栄えしないじゃネーか って。
そうおっしゃっても。
ここ熊本の地には、伝承遺産に掲げられる建造物が幾つも残されています。

・・・ 残念なことに 「日本亭」は、解体されることになってしまいました。 ・・・


今回は、歴史的な文化財としても価値ある建物が存続し、
頑なに伝統技術で頑張っている味噌・醤油の醸造元のお話。

まず最初は、 池田屋醸造    熊本市京町一丁目
創業は寛政4年(1792年)というから横綱格だろう、 が ?!。
残念なことに戦火に見舞われて焼失。 
その後、再建されて現在に至っている という。
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(写真 店舗正面 1/125 S, F4.0, about60mm,W/B fine, ISO100, RWL)

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(写真 看板の樽 1/400 S, F4.0, about57mm,W/B fine, ISO100, RWL)


こちらのお店は、特別に麹(こうじ)へのこだわりをアピール。


次に、 濱田醤油     熊本市小島六丁目。
誕生したのは 明治20年(1887年)というが、
店舗周りにはそれぞれに年代ものの建造物が眼にとまる。
何と江戸後期の物も存在するという。
白漆喰(しろしっくい)となまこ壁は特筆モノである。
国の登録有形文化財へ指定されている。

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(写真 店舗正面 1/320 S, F4.5, about28mm,W/B fine, ISO100, RWL)

隣接する工場の裏手には、これまた遺産としての 年季が入った煙突も
眼にすることができる。

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(写真 旧煙突 1/820 S, F4.5, about24mm,W/B fine, ISO100, RWL)

続いては、  兵庫屋醤油本店   熊本市新町三丁目
ここには、築100年(1908年製)という 赤レンガで造られた麹室(こうじむろ)が
現存する。 現在は一部を写真展示に充てられ、当時の様子もうかがえる。
また、ここ界隈の町めぐりコースにも組み込まれている。
残念だったが、今日(12月20日)は生憎の店休日で、
店内を見学することはできませんでした。

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(写真 店舗 1/200 S, F4.0, about24mm,W/B fine, ISO100, RWL)

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(写真 店舗の前 1/20 S, F4.0, about52mm,W/B fine, ISO100, RWL)


新町付近を散策してみると、この漆喰で固められた建物をよく見かける。
ただ、現在では 補修する術を失いつつあり、
下地の竹組みや編み込んである縄がむき出しになってもいる。
補修には相当の資金も必要だし、また、専門職人の手配に困難を有するとか。
大変に残念なことである。


また、今回は撮影ができなかった醸造元に  橋本醤油  島崎一丁目
がある。
こちらの商標には、 山に盛 があしらってあるものだ。 
聞いてみれば、代表者が 盛平さんということで、現在は四代目だとか。
「元祖 玉子ごはん (専用)」で 昆布醤油の味が 売りだという。


まだまだ、醸造元と一口に言っても お酒をはじめ、色々な物が
各地に分布していることだろう。 その多くが名のある老舗でもある。

ぜひ、またの機会に紹介することにしましょう。

de  ハッスルブレッド

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新酒と杉玉

これまでは甘党の話題ばかりでした。少し偏っていたのかも知れません。 この辺りで辛党(左党)の話題に ! と、日本酒(清酒)について少しばかり

この熊本にも有名な熊本のお酒があります。
もともと、この日本酒(清酒)造りには大変厳しい製造条件があって、それには造り酒屋の気候風土・良質な酒米・良いしこみ用水は当然ながら、杜氏(とうじ)の技量で更なる美味い酒を醸し出すことになるようです。
酒造りは一年を通し冬場が中心であり、良い酒米の入手から始まり、寒い時期を迎えていよいよ一番搾りの新酒が出来る段取りとなっており、「搾り始めました」と造り酒屋さんがアドバルーンを上げられる段取り ・・・・・・ 

この看板となるものが「杉玉(すぎたま)」です。 それは多くの杉(穂先)で作られており   重さ 30kg近くもあるそうです !!

Sugitama080315_515_2 Sugitama080322_634                                                            
造り酒屋の軒先に掲げられた杉玉、蒼々としたさまは、新酒初搾りの後、間もない頃で、茶色になるほど新酒の熟成度が深まっている合図だそうな
 
(写真 左  瑞鷹(ずいよう)酒造の杉玉  熊本市川尻)

(写真 右 霊山(れいざん)=山村酒造 の杉玉で注連縄が添えられている 熊本県阿蘇郡高森町)

ぜ、ここで熊本を取り上げる か、といえば酒造りの条件の一に、温湿度の管理があって、当時は今のオートメーション式の空調管理も無く、酒蔵ではすべての工程を自然の気候に委ねた酒造りを基本としていた様子・・・・ 人の力の及ばないところ

日本列島からみたとき九州地方は温暖であり、冬場の低温期間も比べようもないほどの温かさである。 南へ行くほどに著しくなってくる。 これでは、お酒の仕上がりも難くなり、ついには醸造が出来なくなってくる地域 = 南限 が生じる。 この地が熊本県の津奈木だ(亀萬酒造)ということを知らされている。  
(注)ただ、現在の醸造技術ではこの限りではないかも知れません。

一方、熊本のお酒にも近年には変化があり、私が電話でお聞きした日本酒の銘柄には、「香露(こうろ)、瑞鷹(ずいよう)、花の香、千代の園、菊の城、蓬莱、霊山、美少年、通潤、亀萬」がありました。 「神祖、和田の志ら露、神の杉」は確認ができませんでした。 また、「陽気」は清酒から焼酎へ変更されている由。

Sugitama080322_661_2  最後にご紹介するものは、漆喰状の玄関に飾られている杉玉です。
 このように、杉という木材が使用されていることには、木精というか、フィトンチッドというのか定かではないが、古来からの知恵であり、酒というものに対して抗菌や防腐効果が期待されているに違いないと思う。
 今では珍しくなってきたが、生モノを包む際に「薄いカンナくず」様の木の薄板で覆われたものを思えば・・・ 
そうであったかと 頷くことができましょう。
(写真  通潤酒造の杉玉 熊本県上益城郡山都町)

この情報が、造り酒屋で行う 新酒祭りには間に合わなかったかもしれません。 どうぞ、貴方ご自身で機会をおつくりになり酒蔵巡りをお楽しみ下さい。
de  ハッスルブレッド

  
   

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花よりだんご ?

だんご=いきなりだご(いきなり団子) の続報

熊本地方では、この団子がやはりポピュラーなんですね。
車で走っておれば、そこかしこに「いきなり団子」の お店ののぼり旗を目にしますもんネ・・・

ところで、具材というか使ってある原料は、お店は違えどもほとんど同じようですが、
今日のモノはチョット違いますよ。

Ikinari080313_778 名は 「きなこいきなり」 と命名されています。
きなこ で切って、いきなり と続きます。

お団子のぐるり(外周)をたっぷりのきなこが覆っています。
なんといっても、この容姿はあきれるほどの剛健さ。
作る店主の心意気が伺えるようだ。
おそらく、体重は一個あたり180gはありそう、横綱級の超ド級だ。もちろん、味は一品。  一度お試しあれ !!

(写真 上 きなこいきなり 熊本市南高江「いも菓子屋」の製品)

その他にも サツマイモ を中心とした菓子類が売られている。 
変わったところでは、いきなり団子(別種)の餡が小豆でなくて白餡となっているのも珍しい。

春もそこまで来ている。 やがて、熊本地方も 桜の季節だ。
 
花は花として愛でたい、でも、それまでは 花より団子 で行きましょう

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